ライティング・フェア2013(第11回国際照明総合展)
2013/03/12
先日、ビックサイトで行われたライティング・フェア2013 に行ってきました。
出展社数が230社を超え過去最大となった今回のフェアは活気があり
新歌舞伎座の照明デザインをされた石井幹子さんの講演など、
見応えがありました。
やはりメインの展示は、LED照明でしたね。
今回は、LED照明の課題の一つ「演色性」についてご紹介します。
演色性とは、ランプの光が、照らした物体をどれだけ忠実な色で照らすことができるかという指数で、
Ra100を最大値とし、高い程演色性に優れてるとされています。。
実は、演色性は、生活空間では重要なポイントで、たとえ明るくても、演色性が悪いと、食べ物がまずそうに見えたり、
顔色が悪く見えたりと、ものの見え方や印象が大きく変わってしまいます。
太陽光がちょうどRa100と言われていますが、現在、販売されているLED照明のほとんどはRa80が一般的です。
LED照明は、省エネ・明るいなど評価され、普及していますが、まだまだLED照明には課題があるのです。
今回の展示では、Ra95という照明が登場してきました。おそらく数年でRaが100に近い照明が市場にも
登場するのではないでしょうか。
あまり馴染みがない演色評価指数(Ra)、今度、電気屋さん行く機会がある時、LED照明を手にとって
パッケージを見てみてください。
Raが高い照明は、より美しくあなたを照らしてくれます。
東京office : 吉野